2015年、日本市場へ参入し、約9年が経過しました。おかげさまで、これまでに繊維関連企業様に多様な糸種を対象とする染色、及び、巻取り用ワインダーを数百錘以上納入させていただきました。その間、色々なご指導、ご指摘、ご叱責をいただき貴重な経験・体験を積み重ねることで、日本市場で通用できる機台に育てていただけのではと深く感謝しています。
本機はインドネシアの提携工場で製造、組み立てを行い原産地表示はインドネシア製となりますが、インバーター、モーター等の重要部品は日本製品を装備し、日本国内の基準を満たす生産体制を取って組立、製造されている日本市場に特化されたワインダーです。
インドネシア工場のスタッフ、作業員一同、日本市場で必要とされる厳格な品質管理水準を満たすために、日夜、努力、研鑽に努め、日本の顧客様のご要望に応じた機台をお届けできるように励んでいます。今後とも、さらなる改善、改良を加え、皆様のご要望にお応えできるよう努力させていただきます。
相変わらずのご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
デモビデオ |
工場の様子 |
ステンレスはクロムを10.5%以上含み、炭素が1.2%以下の合金鋼です。
非常にさびにくく、その上、耐熱性、強度、加工性などにおいても優れた特性を持っており、
その使用されている温度域は-196°C(低温)~1000°C(高温)になります。
さらに、あまり知られていないことですが、100%リサイクル可能という優秀なエコ素材です。
ステンレス製のボビンはこの優れた性質と環境にやさしい特性を生かして作られています。
イニシャルコストの面で見れば高いかもしれませんが、維持費、管理費、廃棄代、及び、
再投資費用を含むライフサイクルコストで考えるとステンレス製ボビンは決して高いとは言えません。
国内市場には、これまでの4年間で8000本近い本数を納入させていただきましたが、
破損等の不具合も無く、お客様からは良好とのご評価を頂いています。
日本での普及度はまだまだですが、持続可能な社会を目指すSDGs運動の世界的な流れに沿って染色用ボビンも現在の主流を占めるPP素材から100%リサイクル可能なステンレスに置き換わることで環境にやさしい、持続可能な社会の実現に貢献できればと願っています。
【特色】
1.均一で等間隔に染色孔を配列し、巻工程中の振動を抑制
2.ボビン端に折り曲げ加工を加え高い耐用性
3. 丁寧な溶接処理を施し、半永久的な寿命
4. 大径染色孔加工も可能で、染色効率アップ
5. 顧客仕様に合わせた特注ボビンも承ります
ひょう量台とモニターを切り離し、モニターを機台前面に取り付け、立ったままで設定、計量操作ができます。
簡単な操作で、極細糸、ゴム糸等の定長器では計測が難しい糸種も正確な計量が可能です。
日本製ロードセル、及び、米国製モニターを採用し、正確な計量を、見やすい画面で確認できます。
又、最大秤量は15キロで、大きなサプライ糸からの小割も可能です。
各種ワインダーにも取り付け可能です。
【仕様】
ひょう量: 15キロ
目量 : 0.1グラム
電源 : DC5V 2A (AC100V-240V 50/60Hz)
表示 : LCD 2004A (黒地白抜き表示)
備考 : ― 各種ワインダーへの取り付け可能
― 継ぎ足し計量機能付き
― 糸切れセンサー機能(オップション)